本記事の内容
普段料理をしない料理初心者やお菓子作り初心者の方達向けに書いた記事です。
- 普段料理をしないお父さん
- お菓子作りはあまり経験のないお母さん
- 普段料理の手伝いくらいはしているお子様
- お菓子作りはした事ないけど好きな人に手作りケーキで想いを伝えたい人 etc..
外出が自由に出来ない昨今、お菓子作りは子どもとの思い出作りには最適な方法となっています。
ただし、料理初心者にはお菓子作りはハードルが高いためいつもホットケーキを作ることになっていませんか。
実は、お菓子作りは量る、混ぜる、焼くをきちんと守って行うことができれば比較的簡単に出来ます。
料理初心者からすると、ご飯のおかずを作るための料理の場合は火加減や炒めるタイミング、火の通り具合の確認などが必要なため分からない部分が多かったりします。
しかし、お菓子作り(特に焼き菓子)に関しては焼くことに関してはオーブンが勝手にしてくれるので火加減を気をつける必要はありません。
お菓子のレシピはネットで検索が可能な時代となったため、昔なら試行錯誤して考えなければならなかった材料や分量も簡単に手に入れることができます。
ただし、そのレシピも基本的には普段料理をしている人を対象に書いてあることが多いため初心者は思わぬ落とし穴に落ちてしまうことがあります。
今回は初心者でもここを押さえておけば失敗せずにバスクチーズケーキを作ることが出来てしまうポイントを解説していこうと思います。
この記事を読んで脱ホットケーキしてみましょう。
ホットケーキを悪く言っている訳ではないですよ。
僕の料理スペック
お菓子作りは簡単とは言いましたが僕が料理が得意だった場合信じられないと思います。
一応、僕の料理の実力が何となく分かりそうな情報を箇条書きします。
- 卵は割れる
- 包丁は猫の手で!をやると一緒に爪を切ってしまう
- 野菜の皮剥きはピーラーを使用
- 野菜、果物を包丁で皮剥きすると実のサイズがワンサイズ小さくなる
- 餃子は手順通りに作ってもフライパンにくっつく
- 調味料をフライパンにひと回しをするとダバダバっと入る
- でも、見た目は微妙だが味は何とか大丈夫なものが出来上がる
典型的な普段料理してないから調理器具が満足に扱えない人ですね。
こんな僕でもポイントさえ抑えると美味しいケーキが作れてしまうのです。
バスクチーズケーキの説明
スペインのサン・セバスティアンにある料理店ラ・ビーニャ(La Viña)のレシピをもとにしたベイクドチーズケーキで、バスク地方では「バスクチーズケーキ」にあたる名称では流通していない。日本では2018年頃からバスクチーズケーキという名称で知られるようになっている。
バスクチーズケーキ – Wiki
日本ではローソンのスイーツであるバスチーが大ヒットしたことにより一躍有名なものとなりました。
ベイクドチーズケーキの一種ではあるもののレアチーズケーキのような食感も楽しめることから一時期は第3のチーズケーキとテレビで紹介をされていたこともありました。
濃厚なチーズの風味があり、酸味も少ないこともあって万人受けし易く、中は柔らかいのにボソボソしていないので子どもでも食べ易いのも良い点です。
外は焦がしてあるので苦味があります。
苦手な方や小さな子には表面を削いであげると良いですよ。
準備するもの
お菓子作りをする以上は材料が必要です。
しかし、材料だけあっても調理はできません。
この章では普段料理やお菓子作りをしている人からすれば当たり前に思っているようなことを敢えて細かく書いていきます。
作っている最中に「何それ?」ってなるとそこでお菓子作りが中断しかねません。
事前に準備をすることが重要です。
使用する調理器具
- オーブン
- ボール
- 計量スプーン
- クッキングシート
- ケーキの型
- ザル
- ゴムべラ
- 電動で材料を混ぜられる調理家電
- 作りたいレシピ
まず、オーブンが必要です。
ここ10年前後で発売されたオーブンレンジであれば温度をデジタル設定できるモノがほとんどなので、最近買ったオーブン機能があるレンジがあれば大丈夫だと思います。
次にボールです。
プラスチックよりも金属のモノがいいかもしれません。
電動で材料を混ぜる器具を使う際にプラスチックだと傷がつくかもしれないので。
我が家ではティファールの鍋で代用しました。
そして、超重要な機材である計量スプーンですね。
よくレシピにある大さじはカレーを食べたりスープを飲むために使うスプーンではなく計量スプーンのことを指しています。
大体計量スプーンに大さじと書かれていますが、表記がない時は15gと書かれたものが大さじです。
クッキングシートは家にないなら買いに行きましょう。
変に何かを代用するより買った方がいいです。
ケーキの型はダイソーにある紙のもので問題ないです。
僕が使用したレシピは5号と指定されていました。
今回、僕は間違えて6号を買ってしまっていたんですが美味しく焼けたので大丈夫です。
間違えないようにしましょう。
ちなみに号数に3を掛けると直径になるらしいです。
ザルは薄力粉を振るいながら入れるために使います。
ザルよりも味噌漉しがあるならそっちの方が楽です。
ゴムベラに関してはあったほうが混ぜた生地をケーキの型に綺麗に流し込めますが無ければスプーンとかでもいいかもしれません。
電動で材料を混ぜるための調理器具は重要ですがいくつか選択肢があります。
僕は子どもの離乳食を作るために買ってあったハンドブレンダーを使用しましたが、フードプロセッサーや電動ミキサーなんかでも大丈夫だと思います。
最後に作りたいレシピです。
レシピに関しては好みのものを探しても良いかと思います。
僕はクックパッドでレシピ検索をしたのですがクックパッドは商用利用でのリンクが禁止とのことで僕のオススメレシピのリンクが貼れませんでした。
僕が実際に使った材料や行った手順は記載しますが甘さ控えめだったりの好みがあるのであればキーワードを入れて検索してみると良いですよ。
あと、レシピに関しては各工程でいつでも見ることができるようにしましょう。
暗記してても調理の過程で必ず忘れます。
手も汚れたりするのでスマホやタブレットで表示するなら画面は汚れてしまうものと考えていた方がいいです。
少し手間にはなりますが各工程をスムーズに確認するためにプリントアウトしておくのも手段かもしれません。
あと調理時に広いスペースがあるのであれば調理器具は全部並べて置いておくのもオススメです。
調理中に汚れた手で引き出しを探したりすると怒られます。
器具を探すたびに手を洗っていたら効率が悪くなる上に、あると思っていたら実は無かったなんてことになると調理そのものが中断してしまうかもしれません。
・使用する調理器具は事前に準備する
・レシピはどの工程でも常に確認できるようにしておく
・調理器具は広いスペースがあれば全部出しておく
材料
ここで紹介する材料はあくまでも僕が参考にしたレシピの材料です。
自分の気に入ったレシピがある場合は、そのレシピで指定された材料を揃えましょう。
レモン風味が足されていたり、抹茶が入っていたり、甘さ控えめだったり色んなレシピがありますよ。
下記が今回使用した材料です。
- クリームチーズ 200g
- 砂糖(上白糖) 大さじ7
- 卵(Mサイズ) 2個
- 生クリーム 200g
- 薄力粉 大さじ1
重要なことはレシピを信じること
実際にお菓子作りをしていく過程で初心者には必ず起こるある現象があります。
それは、急にレシピを疑い始めることです。
これは、何故か必ず起きます。
そして、初心者が失敗をしてしまう原因の多くはこのレシピを疑ってレシピの工程から外れてしまう事にあるのです。
この章では何故それがいけない事なのかを解説します。
お菓子のレシピは黄金比で出来ている
まず、普段料理をしていてもお菓子作りの経験がないと使う砂糖の量にドン引きします。
普段、料理すらしないのなら砂糖を使うことはコーヒーに角砂糖を入れる程度の物でしょう。
そんな状況で砂糖大さじ7なんて入れるのは狂気の沙汰に思えてしまうのです。
そして、「そんなに甘くする必要ないから、、、。」と自己判断で砂糖を減らして失敗してしまいます。
実は、砂糖は含まれる量で生地の硬さや舌触りに大きく影響を与えます。
甘みを付けるためだけのものでは無いのです。
自己判断で量を変えてしまうと甘みどころか食感なども損ねてしまうことになります。
手順は必ず守る
生地を混ぜる際に「最終的に全部混ぜるから問題ないだろう。」と、混ぜる順番の指定を無視して行った場合生地がダマになってうまく混ざらなくなることがあります。
これは焼き上げる際に焼きムラが出来てしまう原因となり、最悪の場合生の部分を食べてお腹が痛くなってしまう原因にもなってしまいます。
オリジナル要素を勝手に加えない
お菓子作り初心者の場合、レシピ通りに作ると負けと思ってしまうのか唐突にオリジナル要素を加えたくなってしまうんですよね。
リッチな感じに仕上げたいから果汁を足してみたりなんかですね。
ただし、新たに生地に何かを足せば生地の割合を変えてしまうためうまく焼き上がらない可能性が出てきてしまいます。
これも、生焼け等の原因になってしまいます。
基本が出来ていない状況でいきなり応用をすると失敗します。
仕事の新人教育でも、先に接遇に関する研修をしてから実際のお客様対応をしてもらうはずです。
調理工程をいじる事は経験なしの新人に重要案件を振ることと変わりありません。
ただ調理工程はいじらずトッピング等を使用することでオリジナリティーを出すのはアリかと思います。
いちごソースをかけたり生クリーム乗せたりなんかも良いかもしれません。
・お菓子のレシピは勝手に変更しない
・手順を必ず守る
・オリジナル要素を調理過程で加えない(完成後にトッピングならOK)
調理工程を紹介
この章では実際に僕と娘で調理した工程を紹介します。
まず、ケーキの型にクッキングシートを型に沿わせて入れましょう。
これをしないと型から生地が漏れて焼く際に大惨事になったり、うまく焼けてもケーキが型から出せないという事態に陥ります。
お菓子作りをするなら絶対に忘れないようにしましょう。
手際良く出来る自信がある方はこのタイミングでオーブンの予熱をしましょう。
オーブンを予熱する際はオーブンの天板は必ず一緒に予熱しましょう。
天板が冷たい状態で焼き始めると生焼けの原因になります。
卵は娘に割ってもらいました。
少しだけ殻が入ってしまいましたがその場で取れば問題ないので卵がうまく割れなくても心配いらないです。
他の材料を入れる前に卵は解いておきましょう。
次に砂糖、生クリーム、振るいをかけた薄力粉を軽く混ぜ、常温に戻したクリームチーズを入れます。
娘のお手伝い用で小さめの泡立て器を使用していますがゴムベラで混ぜちゃって大丈夫です。
ハンドブレンダーで生地をしっかり混ぜます。
ここでクリームチーズなどが塊で残ってしまうと焼き上がりに影響するので、しっかりダマが出来ないように混ぜていきましょう。
ここで、しっかりを混ぜておけばあとは大体上手くいきます。
出来上がった生地を型に流し込みます。
気泡抜きが必要かは参考にしたレシピには載っていませんでした。
ただ、大きな気泡は焼きムラの原因となるので念のためにしておきましょう。
10cmくらいの高さから3回くらい台に落としたら大丈夫です。
予熱が終わったら急いでオーブンに入れて、指定された温度、時間で焼き上げましょう。
温度や時間はレシピごとに違うのでレシピ通りに焼きましょう。
ちなみに僕の参考にしたレシピは220℃で30分でした。
ただ、オーブンの性能がまちまちなので庫内の状態は定期的に確認しましょう。
焼き上がり時は生地が膨らんでいます。
上の動画のように振ったらフルフルになれば成功です。
膨らんでいた生地が落ち着くと上の写真のように縮んでペタッとした感じになります。
ペタッとなるまでは生地が安定していないので包丁で切ろうとするとまともに切れないので注意が必要です。
ある程度粗熱が取れたら冷蔵庫で冷やします。
子どもは早く食べたくてしょうがない感じになってしまうのでお出かけしてしまうのもありですね。
僕のように親子で作る際は以下の点にも気をつけましょう。
・下準備は大人、混ぜたりは子どもといった感じで役割分担をする
・ブレンダーなどの歯が付いている機材は子どもの発達段階に合わせて大人が補助を
オススメの食べ方
何と言ってもこのバスクチーズケーキは大まかに3パターンの食べ方でそれぞれ異なる食感を楽しむことができます。
我が家では、まず粗熱を取って冷蔵庫に入れる前に半分切って4人で食べます。
焼きたては風味も豊かでやや柔らかめの食感です。
残りの半分は次の日に食べます。
まず、しっかりと冷えた状態で食べます。
焼きたてと違い少し硬めでレアチーズケーキに近い食感です。
風味は焼きたてに比べると抑え目になります。
間違ってもここで全部食べてしまわないようにしましょう。
そして、僕と妻が一番気に入っているのが冷えたケーキを15秒前後レンジで再加熱して食べる方法です。
食感は焼きたてよりもトロトロで風味も焼きたてに近くなります。
寧ろ、最後の再加熱のために作っているといっても過言ではないですね。
これは、好みの問題にはなるので一番好きな食べ方を探してみましょう。
・粗熱が取れて生地が安定してから食べる
・しっかり冷やして食べる
・冷やしたケーキを15秒くらいレンジで再加熱して食べる
まとめ
お菓子作りの基本は量る、混ぜる、焼くです。
レシピ通りに量る、手順通りに混ぜる、定められた温度、時間で焼くをきちんと守ることで料理初心者が作っても美味しく仕上げることが出来ます。
楽しく、美味しく、家族との思い出を作りましょう。
( ・´ー・`)
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